リーダーに必要な資質「決断」
決断とは、リーダーの人格に必要な
“全力を尽くす行動”
の中でもっとも重要なことである。
「決断」という語源は、ラテン語の意味で、
外科手術の切断と同じ「断ち切る」という意味がある。
不安、怖い、恥ずかしい、悲しい、などの感情、
つまり心理的な阻害要因を断ち切って、一つひとつの
行動を決断して実行する。
身近な例で考えてみよう。仮に、自分の部署で業務の
ルールを変えたいとする。自分一人で考えているときは、
「これは良いアイディアだ」と思っても、いざ部署で実行
しようと考えると、皆の反応(見える、見えない両方の反応)
を恐れて、躊躇してしまう時はないだろうか。
しかし、その場の摩擦を避ける為の“見て見ぬふり”や
“面倒くさい”を克服し、決断し、まずは勇気を持って行動
するということがリーダーシップ行動として大切なのである。
リーダーシップ行動を邪魔する阻害要因は
「見て見ぬふり」「面倒くさい」 の他にも、
「恥ずかしい」
「悲しい」
「怖い」
「前に言ったからもう言わない」
「格好悪い」
などの7つが代表格だ。
これに対して、決意が上回ることが肝心である。
「実行したら、みんな”面倒くさい”と思うだろうな」
「これを実行したら部下はどう思うか」
「みんなのモチベーションは上がるのか?下がるのか?」
リーダーは、こういった己の妄想にも惑わされることなく、
”決意”することが必要だ。
決意から決断が生まれる。
抵抗を恐れない、失敗を恐れない。
抵抗されたら、失敗したら、
どうしたら次は成功するのか?を考えればいい。
それが、自己成長の源泉にもなる。
- 2015/03/12
- 社長コラム
- 投稿者:葛西 伸一