自律と規律は両立する
経営者や管理職のみなさんが悩む、社員の「自律」。
部下が自律的じゃない、指示待ちだ。と嘆く声がよく聴かれます。
まず大前提として「自律」の構成要件について考えましょう。
自律と聴くと、「率先して行動する人」
思われがちですが、実はそれでは不十分です。
いくら率先していても、正しくない方向へ率先してしまえば、
したがって、実際に経営者や管理職の方々が求める自律性とは、
「業務遂行・問題解決能力が高く、
移し、成果に結びつけられる人」
を指しているはずです。
したがって、結構ハードルが高いわけですよね。
裏を返すと、我々が「あ~彼、彼女は優秀だな~」
と思う部下は、上記を満たしているわけです。
さて、ここで今回のタイトル
「自律と規律は両立する」についてですが、
「社員の自律」と「組織の規律」
を両立させようと努力している経営者や管理職の方は
どれくらいいるでしょうか。
私が仕事柄、さまざまな組織へ訪問すると、
「
「規律的な組織だが、
という、
私の持論は、
「
組織が同じ方向へ向き、秩序を保ち、
を共有するための規律は、組織に必要不可欠です。
同時に、従業員一人ひとりが自ら能力を高め、
を真に自分事ととらえ、前述の自律の定義を実現できる組織
ならば、
ただし、これも言うは易し行うは難しです。
このバランス維持は経営者自身や管理職自身にとっても
難しいですし、なおさら従業員は、どちらかに傾注して
しまいがちなため、
永遠の課題とも言えるでしょう。
但し、自律と規律のバランスに向けて組織が努力し続けることに、
- 2015/04/06
- 社長コラム
- 投稿者:葛西 伸一