新年あけましておめでとうございます
旧年中は、弊社をご愛顧いただきまして、
誠にありがとうございま
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、いよいよ2019年の幕開けですね。
今年、人財業界はいったいどんな年になるのでしょうか?
「3分でわかる2019年」と題して、PEST分析をベースに、
全体的にどんな年になりそうか、また人財業界の今後の
方向性を私見として述べさせていただきます
【Politics】
・米国トランプ大統領の不安定政治と意思決定
・米ロ中対立
・米中貿易摩擦悪化の懸念
・EU英国離脱(2019年3月に離脱開始後も20年末まで徐々
・国内は自民党安定政権の継続と野党の弱体化
【Economic】
・米景気は底堅い(但し政治的不安定要素もあり)
・日本国内景気は好景気継続
・人不足で賃金も上昇
・消費税増税の影響も一時的
(今回の消費増税は、過去 3 回と比較して最も影響度が小さくなり、
さらには、前回の消費増税
(data)
企業の経常利益↑
2010年 10兆円
2018年 25兆円
企業の設備投資↑
2010年 70兆円
2018年 110兆円
パート・アルバイトの平均時給(三大都市圏)
2007年 928円
2015年 986円
2018年 1,052円
【Society】
①社会全体
女性活躍の益々の推進
外国人労働者の増加
テレワークの社会的浸透
SDGsの浸透( https://www.mofa.go.jp/mofaj/g
ラグビーワールドカップの盛り上がり(外国人来場ほか経済効果)
東京オリンピックへの最終準備と盛り上がり(経済効果より心理的
(data)
就業者数が継続増加
2010年 6,200万人
2018年 6,600万人
2018年 大卒就職率 98%(過去最高)
完全失業率 2010年 4.0% → 2018年 2.5%
②企業
全体:ポストバブル世代の管理職リーダーの育成
働き方改革の継続
女性活躍の継続推進
外国人人材増加へ向けた対応
サバティカル休暇の普及
製薬:ジェネリックのさらなる台頭、グローバル競争の激化
金融:キャッシュレス化・Fintechの台頭により地銀のさら
建設:五輪景気の完全終了と深刻な人で不足の継続
【Technology】
スマートスピーカー世帯普及率10%に到達
AIのディープラーニングが進化
RPAの活用推進は継続増加
マーケティング・営業提案・採用分野でのAIの活用が広がり始め
一方でAI技術者の不足が深刻になり始める
AIの進化とともに自動翻訳技術の進化
金融:オープンAPIの採用が80行以上に拡大し、Fintec
建設:大工が30万人程度へ(2015年は35万人)となり、生
製薬:「3万分の1の成功率」と言われる創薬の頭打ち感。投資が
★【結論】上記からの人財研修業界における2019年のトレンド
働き方改革、生産性向上、マネジメントリーダーシップ、企業の高
「人の代替(AI・ロボットなど)」+「人の投資育成」
すみわけによって、「人」と「IT」のバランスをとる時代とな
人への投資は今以上に活況になると予想しています。
・新入社員研修の活況
・継続した女性活躍研修
・女性(多様性)をマネジメントできるマネジメント力の必要性が
・テレワーク(遠隔業務)の推進
・多様性に対応した「支援型リーダーシップ」へ(従来は支配型リ
・多様性を活かすコミュニケーション能力研修・ポストバブルを担
・多用な働き方改革に向けた、一人ひとりへの生産性向上ニーズと
2019年は、2018年よりも、さらに研修市場は忙しくなりそ
中長期的には「限られた人資源の質を向上する時代へ」と移行して
当社講師陣の日程も、2019年もすでに12月まで日程が徐々に
お早目のご相談をお待ち申し上げております。
最後に、皆さまにとって、素晴らしい2019年となりますように
参考文献:
上記は、各省庁データ、日経新聞、東洋経済、三菱UFJ、野村総
シンクタンク資料などに、代表葛西の個人的な見解を織り交ぜたものとなります。
- 2019/01/06
- 社長コラム
- 投稿者:葛西 伸一