Mentor Craft

「リーダーになること」と「リーダーシップを発揮すること」

 

皆さんは、どちらが難しいと思いますか？
それはなぜですか？

この質問の効果は絶大です。

私が研修の冒頭でこの言葉を
受講者に投げかけると、
90％の方が
「リーダーシップを発揮すること」
と答えます。

理由はシンプル。
極端な話、リーダーになることは、
ジャンケンやくじ引きでなることができます。

しかし、リーダーシップの発揮は、リーダーに
なっても発揮できない人がいるからです。
いわゆる名ばかりリーダーがいい例です。

そうです。
リーダーシップを発揮するためには、
正しい知識と、継続的な努力や訓練、
そして経験などがなければ、
そう簡単ではないからです。

多くの方は、それを冒頭の質問を投げかける
だけで気づくわけです。

しかし、そこからが長い道のりです。

理想的なリーダーシップの発揮には、実に多くの部分を
磨いていかなければならないからです。
しかも継続的に。

その磨くものの多くは、
パーソナルパワー（その人の魅力や能力）
と言われるものです。
対比されるポジションパワー（役職・立場・権限）とは
異なるもので、その人が持つものであり、磨けるものです。

 

当社では、
7つのパワー
と言っています。

達成力や発信力の他、リーダーとして
7つのパワーを磨くことが求められると
研修でお伝えしています。

 

当社のリーダーシップ研修には、大きく２つのレベルがあります。

・公式な権限を持つ、組織長のための「リーダーシップ研修」→課長・次長クラス

・上記の候補者や予備軍向けの「ファーストリーダーシップ研修」→中堅上位、主任係長クラス

ここでは、ファーストリーダーシップの
当社オリジナルのフレームワークをご紹介します。

ファーストリーダーシップ KFS
・Information    情報を集める
・Analysis          分析する
・Judgement      判断する
・Moving            すぐに行動する

ファーストリーダーシップ7つのステップ
・Ability             自分の仕事をきちんとこなす（結果を出す）
・Fore-Insight   周囲を観察・洞察し先を読む
・Clarify             高い視点（視座）から全体の課題と原因を明確にする
・Own word       自分自身の意見を発信し、周囲を巻き込む
・Self-starter     自ら率先して行動し、周囲も巻き込む
・To win             諦めない・執着する・粘る
・Review            振り返り・内省・啓発

これから、チーム責任者や将来管理職を目指す方は、
是非これらのフレームワークを意識して、
自分自身の変化に挑戦してください。