新年明けましておめでとうございます
新年あけましておめでとうございます。
代表の葛西です。
昨年は、世界にとって本当に大変な1年でしたね。
私たち、研修業界も大きな打撃を受けました。
2021年こそは、良い年になりますように・・と願うばかりですが、
こればかりはあまり楽観もできませんね。
場合によっては、2021年のほうが厳しい年になるかもしれません。
ビジネスでは、気持ちは前向き(ポジティブ)、
思考は冷静(慎重に、時にネガティブ)にが持論です。
まずは、後者から考えてみます。
まず、現実に目を向けると、新型コロナウィルスに関しては、2月からワクチン接種が開始。
高齢者、医療従事者にいきわたるまで、半年くらいはかかるでしょう。
一般の我々が接種できるようになるのは、夏~秋頃。
おそらく、気温や湿度の関係もあって、一旦、夏には落ち着くかもしれませんね。
ただワクチン接種が普及しても、おそらく20-30代の方のワクチン接種率は
期待ほど上がらないと予想します。
そう考えると、40-50代のまさに私たちの年齢で、ワクチン接種をしない人の中等症や重症者は、
まだまだある程度続くのではないかとも見ています。
つまり、我々は、しばらくこの新型コロナウィルスと闘いながら、
ビジネスを回していく必要があるということですね。
また、冷え込んだ企業業績の影響が、2021年は本格化するとみられ、
研修業界の市場の縮小にも拍車がかかる可能性があります。
そうなると、当然ながら、我々にとっては競争激化の年となるでしょう。
こんなとき、想い出す言葉はやはり、
ファンケル池森会長の「会社は、常に倒産に向かっている」という言葉。
あるいは、GEグループの、「Pigeon on the sea」。つまり海の上の鳩。
力を抜いたら海に墜落して溺れるという意味。
ビジネスは疲れますね笑。
余談ですが、こういうときは大前研一氏の言葉も思い出します。
「死んだらいくらでも休める。生きているうちに必死に頑張る」。
私も、どんなに長くてもあと50年くらいで死にます。100%。
早ければあと20-30年。休むのは、その近辺からとします。
さて、ここらへんから、気持ちは前向き編に入ります。
大事なのは、「先を見据えて、今何をすべきか?」を考えることですよね。
ニーチェの言葉「過去が現在に影響を与えるように、未来も現在に影響を与える」ですね。
我々は、新型コロナウィルスというUncontrollableなことに執着するよりも、
我々自身でControllableなことにエネルギーを投下することが大事です。
研修業界に目を向けると、やはり市場環境、お客様の顕在・潜在ニーズに、
ライバルよりも早く的確にアプローチすることが、より重要な年になると思います。
2021年の研修業界は、オンライン研修のさらなる普及に加え、動画によるマイクロラーニングなど、
研修業界もDX化(デジタルトランスフォーメーション化)がさらに進むと考えられます。
各企業もデジタルラーニングに慣れ始めており、必要な設備の配置も進みつつあります。
お客様側のデジタル化の準備が完了しつつあるわけです。
当社としても、2021年はさらなるDX化を進めるべく、
オンライン研修に加え、動画で学習できるコンテンツを増やしていく方針です。
人材育成の重要性を真に理解する、勝ち残る組織は、厳しいときこそ学び、そして、気づき、
それによって、社員の意欲と能力を高め、中長期的な戦力を向上することに励みます。
私たちのお客様の多くは、そういった人材育成の手を緩めない
”勝ち残る”企業であると確信しております。
そして、私たちもそのお手伝いを、リアルとデジタル二刀流のサポートで行っていく
2021年としていきたいと考えております。
みなさまと共に、勝ち残る2021年となりますことを心より祈念して、
新年のご挨拶に代えさせていただきます。
令和三年一月五日
株式会社メンター・クラフト
代表取締役 葛西 伸一
- 2021/01/05
- 社長コラム
- 投稿者:葛西 伸一