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ジャネの法則

今年も残すところあと3週間ほどになりました。 

年々1年が経つのも、1週間が経つのもとても早く感じます。

皆様はいかがでしょうか。

さて、この年々時が経つのが早くなるように感じる現象ですが、

調べたところフランスの哲学者ポール・ジャネという方がこの現象について考察し、

〈ジャネの法則〉として説明をしているそうです。

 

〈ジャネの法則〉

–引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』—

ジャネの法則(ジャネのほうそく)は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、

甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則。

主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、

年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。

ジャネーの法則とも表記する。

簡単に言えば、生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例すると主張したものである。

例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、

5歳の人間にとっては5分の1に相当する。
よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、

50歳の人間の10日が5歳の人間の1日に当たることになる。

 

—-引用ここまで–

 

1歳の人間にとっては1年は1/1年、10歳の人間にとっての1年は1/10年・・といったように
年を重ねるにつれて分母が大きくなるので、相対的に分子の1年が短く感じる、という理論ですね。

 

確かに分母が大きくなればその分1年を短く感じるということはありそうです。

ただそれは分母の年数が毎年同じだった場合で、

毎年同じことの繰り返しではなく1年ごとに新たなことに挑戦する年だった場合には、

単純に1/年齢ではなく、もしかしたら1/1に近づけることもできるのかもしれません。

 

例えばいつもと同じルーティンの1日を過ごした日と、

旅行などで初めての場所に行った日などでは、

1日の長さがまったく異なって感じるようなことはないでしょうか。

 

人は経験したことがないことをしている時は、それが強く意識に残り時間が長く感じ、

反対に慣れてしまうと時間の長さが気にならなくなり、

あっという間に時が過ぎたように感じることがあるそうです。

 

他にも、やりたいことに集中しているとあっという間に時間が過ぎたり、

逆に手持ち無沙汰な時には時間が経つのが遅く感じられたり..

 

同じ時間の長さでも、何をしているかによって

感じる長さの感覚は全く異なることが、とても興味深いですね。

 

 

弊社で行っている「研修」も、まさにいつもの日常とは離れて

普段は接しない仲間と、いつもとは違った議題を話し合い

普段とは異なる時間の使い方をします。

 

また、集合研修はもちろん、オンライン研修やeラーニング使った事前演習、

研修中もペアやグループで話し合いをしたり、ワークを行ったり..

研修内でも様々な時間の使い方をします。

研修の内容ももちろんですが、

「研修を受講する」という時間の使い方自体にも

研修中の皆様の充実した表情の理由があるのかもしれません。

 

研修のお問い合わせはHPからも受付けております。

どうぞお気軽にご連絡くださいませ。

 

同じような日常でも、あえていつもと違ったことを試したり

小さな変化を作ることで、時間の感じ方がどのように変わるのか・・

来年は時間の使い方を意識して色々と試してみたいなと思います。

  • 2022/12/06
  • スタッフブログ
  • 投稿者:アソシエイツ室 鈴木