今年度のマネージャー研修に2ヶ月登壇して(悩めるマネージャーへの応援メッセージ)
初夏の日差しに若葉がまぶしく、
歩いていて気持ちよい季節ですね。
研修講師の私にとっては、
5月から6月は中堅社員および管理職を
対象とした研修が本格化する時期です。
4月に課長や部長に昇進された皆様、おめでとうございます。
現場責任者として、また中間管理職として
日々悩みや苦労に直面している皆様、お疲れ様です。
まずは皆様への祝福と
そして日々のご努力に対して、上記の言葉を贈りたいと思います。
私も長年にわたり管理職やリーダーとして現場でメンバーを指導してきました。
そのような経験から、講師として主にマネジメントやリーダーシップに
関する研修を行っていますが、登壇するたびに受講者の皆様の発する
言葉に共感しております。
管理者は上司からのプレッシャーや部下からの要求、横の関係調整など、
360度の視野が必要になるような大変な仕事をしていると思います。
私も同じような経験をしてきました。
その最中は、ただひたすら次から次へ
起きる事柄に必死に立ち向かってきましたが、
今振り返って思うのは、もしこれらの苦労を
経験していなかったら、私はもっと未熟な
経営者になっていたかもしれない、
ということです。
これらの苦労は成長させてくれる機会であった
とはっきり思います。
では、これらを経験して、私は完璧なマネージャーになったのか?
いいえ。完璧なマネージャーになっていませんし、そもそも
完璧なマネジメントやリーダーシップを発揮している人はこの世に存在しない
と断言できます。有名な経営者でさえ「完璧なマネジメントなんて不可能だ」
と言うでしょう。
では、私たちはどのような目標を掲げればよいのでしょうか?
マネージャーの皆さん、まずは自分がなりたいマネージャー像を明確に設定してください。
そのためには、書籍を読んだり、先輩マネージャーの話を聞いたりして情報を集めてみてください。
それから1年後や3年後など、将来の自分の姿を具体的に描いてみましょう。
そして具体的な行動計画を立てて実行してください。
その繰り返しにおける行動改革のプロセス自体が
私たちのマネージャーとしての価値であり、私たちを本当のマネージャーにしてくれるのです。
日々の仕事に追われるばかりで、ただこなしていくだけのマネージャーは、成長が鈍化してしまいます。
ご自身が目指すマネージャー像を明確にしていきましょう!
弊社が提供する管理職研修やリーダーシップ研修に参加してくれたマネージャーの皆様には
これからもなりたいマネージャー像へと近づくお手伝いをさせていただきます。
- 2023/05/31
- 社長コラム
- 投稿者:葛西 伸一