社会の変化と研修の意義
ここ数十年の社会の変化の大きさを
最近よく感じます。
10年ほど前にLINEが出たころ、
「スタンプ」に何の意味があるんだろう、
メールで事足りるのに..と疑問に思った記憶がありますが、
いつの間にか普段のスマホのやり取りでメールを使うことはほぼなくなりました。
もっと前の30年以上前、
コンビニでおにぎりと水が売られている時のを見た時
家で作る・水道から飲むが当たり前だと思っていたものが、
お店で売られれている!お金を出して買う人がいるんだ!と驚きました。
今ではかなり普及した「テレワーク」も、つい数年前までは
当たり前のものではありませんでした。
最近では7歳の子どもと接していても、
社会の変化や自分の中にある抵抗感を感じます。
例えばゲームを「オンライン」で対戦したい、と言われた時
オンラインで対戦なんて、よく分からないけどなんか怖い・・
と「オンライン対戦」について特に調べもせずに即却下したり、
通信教育を何か始めようかと考えた時にも、
今はタブレットと紙を選択できるところがほとんどですが、
迷わず紙!と思ったり・・
便利なAIツールも新しいものが次々とでてきています。
ChatGPTに社会の変化をまとめてもらうと、
2020年以降だけでもかなりの数が上がりました。
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1. 技術の進化/デジタル化の加速
-デジタル革命 & インターネットの普及
-スマートフォン(iPhone 2007年) の普及でモバイル中心の社会へ
2. 経済・ビジネス/経済のグローバル化 & 仮想通貨・キャッシュレスの進化
-インド、東南アジア諸国の経済発展
-2008年リーマンショックによる世界経済危機
-仮想通貨の登場(ビットコイン 2009年)
-キャッシュレス決済の普及(QRコード決済、Apple Pay など)
-リモートワークの普及(COVID-19をきっかけに急拡大)
3. 社会・文化の変化
-サブスク経済の拡大(Netflix、Spotify、Apple Music)
-SDGs(持続可能な開発目標)の推進
-ダイバーシティ・インクルージョンの意識向上
4. 環境・エネルギーの変化
-気候変動の深刻化(熱波・森林火災・異常気象の増加)
-再生可能エネルギーの普及(太陽光、風力、バイオマス)
5. 個人主義の進展と生き方の多様化
-個人の自由・自己実現の重視
-「ワークライフバランス」 や 「ワークライフインテグレーション」 を重視する傾向
-結婚しない・子どもを持たない選択肢が一般化(DINKs、シングルライフ)
-家族の定義が多様化(同性婚・事実婚・ステップファミリーなど)
6. 多様性(ダイバーシティ)の尊重
-ジェンダー平等の進展
-「男は仕事、女は家庭」の固定観念が崩れ、男女ともにキャリアを持つのが一般的に
-女性の社会進出の拡大(管理職・政治・STEM分野など)
-LGBTQ+の権利向上(同性婚の合法化、職場での平等)
7. 持続可能性(サステナビリティ)への意識向上
-気候変動・プラスチック問題などに対する危機感の高まり
-SDGs(持続可能な開発目標)の普及により、企業も「社会貢献」を意識するように
8. 情報の民主化とフェイクニュースの問題
-誰でも発信できる時代になり、個人が影響力を持つことが可能に
-情報の真偽を見極めるリテラシーの重要性が増す
9. 働き方・お金の価値観の変化
-「終身雇用・年功序列」は崩壊 → 転職・副業・フリーランスが一般化
-お金の価値観の変化
-株式投資・仮想通貨・副業など、収入源の分散を重視する傾向
ちなみにAIによると、これからの変化予想は以下のようなものが上がるそうです。
1. テクノロジーの進化と影響
-AI・自動化の加速 → 人間の仕事の再定義
-「人間にしかできないことは何か?」がより問われる時代へ
-仕事・学習・娯楽の形が根本的に変わる可能性
2. 働き方・経済の変化
-「会社に属する」から「個人で稼ぐ」が主流に
-AI・ロボットによる自動化で「働かなくても生きられる社会」に向かう可能性
-ベーシックインカム導入で「お金を稼ぐために働く」価値観が変化
-国をまたいだ金融システムの統一が進む
3. 社会・価値観の進化
-結婚・パートナーシップの形がさらに多様化(個人単位の共同生活など)
-医療技術の進化で健康寿命が100歳を超える可能性
-仕事・教育・引退の概念が変わる(「60歳定年」は崩壊)
-ミニマリズム・エシカル消費がさらに進化
4. 環境・エネルギーの進化
-脱炭素・クリーンエネルギーの主流化
-都市のスマート化(スマートシティ)
-田舎でも都会と同等の生活が可能になり、「地方移住」が増える
5. 教育・学習の未来
-大学に行かなくても、AIとオンライン教育で高度な学習が可能に
-企業も「学歴」より「スキル・実績」を重視する方向へ
-AIが生徒ごとの理解度に応じたカリキュラムを作成し、完全な個別学習が可能に
-「学校」という概念が変わる可能性(AI・VRを使った自宅学習が主流に)
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私たちは社会の中で生きているので、
変化には適宜対応していく必要があります。
ただこれだけ変化が大きいと、どの年代に生まれ育ったかで、
考え方・価値観の乖離が大きくなるのも当たり前かもしれません。
とはいえ「人」そのもが持つ性質や抱える悩みなどの本質的な部分は、
それこそ紀元前のアリストテレスの時代からあまり変わりません。
社会、会社、組織を構成している「人」の本質的な部分に焦点を当てて
それぞれが抱える課題を共有し
解決策を世代を超えて皆で議論し考えることができる
「研修」という場は、
社会の変化やそれに伴う個人の価値観の違いが大きくなっている今は特に、
とても貴重な機会になっているのかもしれません。
ロボットと人が共存する近未来の社会が描かれたこちらの漫画は
とても考えさせられました。
機械仕掛けの愛/業田良家 (著) 第17回手塚治虫文化賞「短編賞」受賞作
- 2025/02/28
- スタッフブログ
- 投稿者:アソシエイツ室 鈴木